大分県由布市挟間町に大変面白い温泉があります。とある小雨降る日曜日、「篠原温泉」を利用しました。
私は小学生の頃に一度入浴したことがありますが、私が本格的に温泉にハマった頃には、休業中となっていました。しかし2年程前に地域住民の期待に応えて前店主の息子様が篠原温泉を復活させてくれたのでした。
復活してからは、私も喜んで通っています。
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大分市内から国道210号線を由布院方面に進むと、篠原地区へ向かう橋が左手に架かっており、その橋を越えてすぐに目的地があります。大分市に凄く近くて、穴場的温泉です。
駐車場に自動車を止め、脱衣室まで歩いて行くと、建物の中から現店主が顔を出してくれます。大人200円と格安で入浴できますが、共同風呂の様にアメニティはありませんので、自分で持参して下さい。
建物中央部分の引き違い戸を開けると、そこはすぐに脱衣室となっています。外から丸見えになってしまいますので、出入口の開けっ放しには注意しましょう。
(女湯は外から全く見えない様になっていますので、ご安心下さい)
浴室と脱衣室は引違のサッシで間地切られています。浴槽は大人が5~6人入浴すれば満員になってしまいそうな大きさですが、このレトロ感が懐かしく、そして名湯の気配が漂います。温泉は黄色く色が付いています。おそらくモール泉でしょう。弱アルカリ性の温泉で、メタケイ酸もある程度含まれているようです。
泉質は「ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉」と記載がありました。硫酸塩泉・塩化物泉・炭酸水素塩泉の3つ全ての塩泉の名前を持った面白い温泉です。温泉県とは言え、この様な泉質の温泉には滅多に出会いません。
温泉の中では、肌がツルツル・スベスベの他にヌルっとした感じも微かにあり、美肌効果に優れている様子が伝わってきます。「弱アルカリ性」「メタケイ酸」「モール泉」「炭酸水素塩泉」「硫酸塩泉」などの要因がありますので、この触感にも納得します。さらに「塩化物泉」などの保湿の要素も含まれていますので、効果は湯上り後も長く感じられます。
湯は適温でゆっくり肩まで浸かり、名湯を堪能できる温度です。私は湯口の方を陣取り、たっぷりと癒しタイムを味わいました。
穴場と記載しましたが、休日は利用者がなかなか絶えない人気の温泉です。復活して多くの方が喜んでいるようです。温泉を維持するのは大変だと思いますが、復活させてくれて本当に有り難うございました。
<篠原温泉の基本情報>
電話番号:097-583-2834
泉質:ナトリウム-硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩泉
pH値:8.4
メタケイ酸:150.2mg
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2018.02入浴