3月30日から4月3日は「別府八湯温泉まつり」が開催されており、一部の共同浴場は無料開放されていました。少しでもその恩恵を授かりたいと思い、4月1日に五湯苑で行ったオフ会の後に、軽く温泉巡りを行いました。
鉄輪温泉を選んだ理由
今回鉄輪温泉を選んだポイントは「機能温泉浴」です。当日は五湯苑の温泉にも入浴しており、こちらの泉質は「単純硫黄泉」でした。硫黄泉の後に保温保湿効果の塩化物泉に入浴することは、美肌効果を得る上で大変効果的と言われています。本来ならば硫黄泉入浴後すぐに入浴することが望ましいですが、少しでもその効果を得たいと思い、湯巡りのセオリー通り塩化物泉が豊富な鉄輪温泉に向かいました。
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鉄輪温泉共同駐車場
鉄輪温泉を利用する場合は、高頻度でみゆき屋さんの隣の無料駐車場を使用します。「熱の湯」の前や「山地獄」の付近にも無料駐車場はありますが、そちらは大変混雑します。その点こちらは、私が利用する際に必ず空きスペースがある為、大変有り難い駐車場です。
地獄原温泉
各温泉施設により、無料開放時間が決まっており、地獄原温泉は16時までです。時計を見ると時間に余裕がなかった為、慌てて脱衣室に入りました。ちょうど独泉状態になりましたので、のびのび入浴します。
まず、入浴した際の第一印象は、「肌触りやわッ!」でした。豊富なメタケイ酸と身体を覆う塩化物泉、肌にチクチク刺さる熱い刺激も心地よい。もう最高です!地獄原温泉!?いや、ここは天国・極楽でしょう!と気持ちが高ぶってしまいます。泉質は「ナトリウム-塩化物泉」です。湯口の付近にも真っ白な析出物が張り付いていました。
永く浸かっていたい気持ちもありましたが、せっかくの祭りなので、温泉巡りを楽しみます。早々に湯から上がり、次の温泉を目指しますが、温泉スタンプを忘れてはいけません。地獄原温泉のスタンプはコトブキヤに設置されています。少し離れていますので、ご注意下さい。
谷の湯
ひょうたん温泉の巨大な湯雨竹を眺めながら谷の湯へ向かいます。その下を流れる水路からは、温泉の湯気が立ち昇っており、非日常感が感じられます。今回は無料開放中でしたので、スタンプだけ頂き浴室へ向かいました。
年季の入った浴室は風情が感じられます。背後に不動明王の視線を感じながら、温泉を楽しみます。入浴した際の第一印象は、「肌触り、さらにやわッ!」でした。同じ鉄輪温泉、同じ塩化物泉でも、微妙に成分が異なります。先の地獄原温泉で既に身体が火照っていましたので、長湯することはできませんが、この熱さが堪りません。のぼせ・湯疲れ防止の為、休憩代わりに持参したシャンプーで髪を洗う時間を設けました。
渋の湯
地熱観光ラボ縁間の前を通過し、いでゆ坂方面に進むと渋の湯や鉄輪むし湯に到着します。まずは入室して別府八湯温泉道のスタンプを押します。実は渋の湯さんは平成30年4月1日より九州温泉道の施設を脱退してしまったのです。その背景は不明ですが、おそらく入浴せずにスタンプだけ押す方がいると言っていましたので、その影響だと私は予想しています。ルール違反を行う方がいること、温泉道を脱退する施設があることが残念です。
料金は100円です。脱衣所から浴室を眺めると、6名が浴槽の縁に座り、足だけ浸けているような状態でした。組合員のロッカーが埋まっておらず、「浴槽の縁に座る」という行為を行っていた為、全員観光客ということは察しました。「熱い」という話し声も聞こえてきました。
私は温泉に入り続けて、感覚がマヒしたのかもしれません。その熱い温泉に肩まで浸かりましたが、私にとっては適温でした。渋の湯も多くのメタケイ酸が含まれており、確かに柔らかい温泉です。しかし、現在進行形で加水している影響でしょうか、谷の湯の方が柔い印象を受けました。湯疲れ防止の為、休憩代わりに持参したボディーソープで身体を洗う時間を設けました。
温泉に浸かると程よく疲労感・脱力感が出ますが、それがまた心地良く感じます。そして鉄輪温泉の湯を巡った事により、肌がスベスベになりました。この祭りの期間は、普段入浴できない共同風呂なども一般開放されます。その様な温泉に入浴するのも面白いと感じましたが、当日はもう十分満足していましたので、来年のお祭りまでお預けすることとしました。
実はその日は、休日恒例の朝活も実施しており、別府市鉄輪温泉の「小倉薬師温泉 丘の湯」も利用しました。合計で5湯!温泉通を自称する私にとって、決して多い数字ではありませんが、内容の濃い有意義な一日となりました。
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2018.04入浴