新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、現在週末温泉を自粛していますが、まだあまり騒がれていなかった日曜日に、大分県竹田市にある「かじか庵」に向かいました。
こちらは宿泊施設ですが、立ち寄り湯も行っており、さらにお食事処も併設されています。駐車場も広くて立ち寄りやすいので、長湯温泉に立ち寄る際には抑えておきたい施設です。
もくじ
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かじか庵は名湯の交差点!?
ちなみに、かじか庵の近くには「ラムネ温泉館」、川を渡ると「しず香温泉」、前面道路の坂を登ると「水神之森」などがあり、まさに名湯の交差点の様な立地です。
今回は、私1人で姉妹の子守りを行っており、温泉も2人を同時に入浴させる必要がありました。よって、貸切風呂を選択しました。流石に2人を連れて大浴場を利用することは、私も目が行き届かないので難しいと考えています。特に長女に関しては、まだ6歳ですがもう男風呂への入浴は好ましくないとも思っています。
まずは自動車を止めて、私1人で貸切風呂が利用できるか受付まで確認に行きました。すぐに入浴できるとのことでしたので、姉妹を連れて建物の中へ。改めて受付を行い貸切風呂へ向かいました。
貸切風呂は、男湯と女湯の間に設けられています。トイレはありませんが、すぐ近くの男女別の脱衣室の中にトイレが設けられていますので、不便に感じることはありません。
貸切風呂は、長方形の奥行きのある脱衣室の先に、浴室が設けられています。余裕のある脱衣スペースの為、人数が多くても脱衣しやすい空間です。
底入れ底出し方式の特殊な浴槽
かじか庵の浴槽は、「底入れ底出し方式」を採用しており、それは貸切風呂も同様です。底から温泉が入り、底から温泉が排出される為、湯の表面はバリバリの湯の花が出来やすい環境です。
と思ったら、写真を撮る前に長女が入浴し、湯の花を壊してしまったみたいです。私が確認した時には、何も浮いていませんでした。しかし、以前オープンアタックした際に出会った大浴場の湯の花が凄かったことは、今も覚えています。
また、空気に触れずに温泉が注がれている点も嬉しいです。長湯の温泉は、他の温泉地のものと比べて二酸化炭素が多めに含まれています。二酸化炭素は気体の為、上部からドバドバ注ぐよりも底から空気に触れない様に注ぐ方が、成分が逃げないと言われています。
そして下から注ぐことにより、温泉が全体に循環しやすくなっています。焼酎のお湯割りと一緒です。先にお湯を入れて焼酎を注いだ方が、混ざりやすくて良いと聞いたことはありませんか?(地域によりお湯割の作り方は異なるみたいですが)
外を覗くと温泉の排出口が立ち上がっていました。単純ながら考えられた構造に感心します。そして、温泉成分に真摯に向き合っている感じが伝わってきます。
この様に泉質に配慮された温泉、気持ち良いに決まっています!!
貸切風呂は、決して広い方ではありませんが、浴槽の広さも娘2人と私が入浴するには丁度良い広さです。むしろ狭い方が、温泉が空気に触れる面積が様くなりますし、大浴場より新鮮な温泉が楽しめるのでは?と考えながら浸かりました。
また長湯の温泉は、美肌効果のある温泉です。肌のスベスベ具合に、「流石長湯温泉!」と満足しながら帰宅しました。
「名湯の交差点」、かじか庵の周囲には、有名な名湯が沢山あります。しかし、こちらのかじか庵も温泉をとても大切に扱っており、他の名湯に負けないくらいの気持ちの良い温泉でした。
2020年4月17日現在、かじか庵は新型コロナウイルスの影響で、全館休業中とのこと。この世界を混乱させたウイルス騒動が、早く終息する事を切に願うばかりです。そして終息したら、また伺いたいと思います。
かじか庵の基本情報
電話番号:0974-75-2580
アクセス:大分自動車道「湯布院IC」より、自動車で約40分
泉質:マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉
pH値:6.6
メタケイ酸:234mg
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2020.02入浴