とある晴れた日曜日、大分県別府市の「柴石温泉」を利用しました。柴石温泉は、別府八湯の一つに数えられる温泉地ですが、入浴できる立ち寄り湯は、私が知っている限り2ヵ所しかない、緑豊かで静かな温泉地です。一つは「長泉寺 薬師湯」、そしてもう一つが、市営温泉の「柴石温泉」です。私が知らないだけで、他にも施設はあるのか気になるところです。その他、観光名所として「地獄」が2つあります。
「龍巻地獄」と「血の池地獄」は、他の地獄から少し離れた「柴石温泉エリア」に位置しており、自動車を使わずに地獄めぐりを検討している方は、移動について少し注意が必要です。
さて、夕方16時頃、柴石温泉に辿り着きました。緑が生い茂った静かな場所に建っており、セミの鳴き声が周囲に響いていました。外は日差しが強くて真っ白、しかし受付棟の中に入ると、中は静かで影の部分がひんやりします。外の白と、中の黒のコントラストが強い、本当に暑くて煮える様な夏の一日。
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受付を済ませ、敷地上段に位置する温泉棟を目指します。脱衣室前にコインロッカーがあるので、利用しましょう。柴石温泉は地元の方以外に、観光客も結構訪れる人気の温泉施設です。貴重品を気にしながら浸かっては、せっかくの温泉も楽しさが半減してしまうものです。
内湯は「あつ湯」と「ぬる湯」に分けられていますが、ぬる湯でも十分満足する熱さです。よって今回はあつ湯は全く利用しませんでした。露天風呂はひんやりしており、身体を冷ますには有り難い温度です。露天風呂の横には蒸し湯がありますので、蒸し湯利用者の為に温度を低く設定しているのかもしれません。ただし、蒸し湯の後に入浴する場合は、かけ湯で汗を流してから入浴しましょう。
さて、蒸し湯ですが、サウナが苦手な私はいつも敬遠していますが、今回は勇気を出して柴石温泉の蒸し湯に挑戦してみました。石積みの重厚感のあるボックスの中に入ります。床も椅子も熱く、移動も座ることも困難です。中は湿気が凄い、そして肺が熱いです。特に中の湿度はサウナ以上、まるで全身が温泉に浸かっているかのような気もしてきます。この感覚は凄い!だから「蒸し湯」という名称なのでしょうか。サウナとは感覚が全く違います。
ちなみにこれを長く利用できるように配慮したのが、「夢たまて筥」の筥蒸し風呂です。頭のみ外に出すことができる斬新な蒸し湯です。今回は3分も我慢できずに外へ出ましたが、苦しみから解放されたこの爽快感も心地良かったです。
汗でベタベタする夏は、温泉に浸かり、すっきりリフレッシュ!特にこの季節に柴石温泉の露天風呂は、凄く心地良く感じます。市営温泉ですが、内湯(2槽)・露天風呂・蒸し湯があり、少し規模の大きめな温泉施設です。共同風呂初心者の方は、まずは柴石温泉から始めてみては如何でしょうか。
柴石温泉の基本情報
電話番号:0977-67-4100
アクセス:大分自動車道別府ICから柴石方面へ車で約15分
(内湯・露天風呂・家族湯)
泉質:単純温泉
pH値:6.5
メタケイ酸:204mg
(蒸し湯)
泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
pH値:7.0
メタケイ酸:275mg
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2018.07入浴